英国ロイヤル・バレエ「ジゼル」プレパフォーマンス・トーク

Royal Opera House
Pre-Performance Talk - Giselle
Tuesday 14 April 2009, 6.30 pm
Clore Studio

まず、Clore Studioがわからず悩みました。というのは、劇場内にはほとんど案内表示がなく、もぎりのところにいたおじさんは一人は全然存在すら知らず、もう一人が「中に入ればわかるよ」。6時に開場になった時に本当に入って良いものか???と思いながら入ってみて、きょろきょろするけど、どこにも案内がないっ! しょうがないので、中にいたスタッフに尋ねると即答。クロークの前の階段を昇って、Paul Hamlyn Hall Barのフロアに上がり、そのまま直進してすぐ右手のエスカレーターを昇り、降りて右に曲がったAmphitheatre Barの奥だった!!このStudioは基本的に舞台前のレッスンやリハーサルに使うところなので、一般の人にはあまり関係ないものだから案内がないのでしょう・・・ふ〜。

司会進行役はソロイストであり教育部門も担当しているデヴィッド・ピッカリング君。いや、君付けするには結構いい歳なのかもしれませんが、とってもかわゆいお顔なので・・・彼は本日の公演でウィルフレッド役で出演予定です。出番を控えながら、こんなことをやるなんて・・・大変だなぁと思ったけど、ウィルフレッドは踊らないからウォーム・アップとかいらないのか?

そして、これまた本日ジゼルの母親ベルタを演じるジリアン・レヴィ、レッスンでのピアノ伴奏のヘッド?のロシュさん。

内容はストーリーをマイムの意味の解説と音楽を交えて教えてくれるというもの。ベルタがウィリの伝説を語って聞かせるところでは、ベルタ役のレヴィが実際の動きを言葉で解説しながら見せてくれて、なるほど〜。普段はなんとなく観ているこの辺りのシーン。おかげで、本番では初めてしっかり集中できた。

それから、いくつかのシーンの象徴的なメロディを、ピッカリング君が合図するとロシュさんが弾いて聴かせてくれたり、ご自身でこれは重要!と思うところは、話に割り込んで(笑)聴かせてくれたり。ちなみに、ロシュさんがご覧になっていた譜面は原版でとても貴重なものだとか。(あれ?でもライト版は一部編曲されていたような・・・)

あまりに懇切丁寧な解説で予定の30分では1幕しか終わらなかった!2幕はものの5分で(笑)。こういうワークショップがもっとあるといいなぁ。