ABTオープニング・ガラ 2011年7月21日
なんだかちょっと盛り上がりに欠けるガラだった?演目の構成のせいかな?
《アレグロ・ブリランテ》
<振付:ジョージ・バランシン 音楽:P.チャイコフスキー>
パロマ・ヘレーラ & コリー・スターンズ
チャイパドっぽさが否めない。衣装が・・・音楽もか!ヘレーラは磐石、スターンズは悪くなかったと思うけど、印象に残らない・・・
《トロイカ》
<振付:ベンジャミン・ミルピエ 音楽:J.S. バッハ>
サッシャ・ラデツキー、ダニール・シムキン & トーマス・フォスター
男性3人だけの踊り・・・結構長くてとっても退屈してしまった。シムキンは相変わらずの身体能力の高さだったけど・・・それだけなんだよねー。
《「くるみ割り人形」のグラン・パ・ド・ドゥ》
<振付:ラトマンスキー 音楽:P.チャイコフスキー>
ヴェロニカ・パールト & アレクサンドル・ハムーディ
ラトマンスキーの全幕はPDDだけ切り取っても全然わからないので・・・ 金平糖の精じゃなくてクララの恋? 王子?役のアレクサンドル・ハムーディ君、とっても素敵!!長身、ノーブル!でも、ちょっとラテンっぽくて。もっと見たかったのに、アダージオだけで終了とは!
《ディアナとアクテオン》
<振付:アグリッピーナ・ワガーノワ 音楽:チェーザレ・プーニ>
シオマラ・レイエス & ホセ・カレーニョ
カレーニョはやはり今が潮時なのね・・・跳躍は低くなったし、マネージュも旋回じゃない・・・もちろん、まだまだいつもの制御されたピルエットも、アクティオン・ジャンプの美しさもそのままだけど・・・ レイエスは所々不安定だったけど、最後のサポート付きのピルエット!片手サポートですっごい回ってた!
《チャイコフスキー・パ・ド・ドゥ》
<振付:ジョージ・バランシン 音楽:ピョートル・チャイコフキー>
イザベラ・ボイルストン&アンヘル・コレーラ
内容は悪くないのだけど・・・ なぜにアンヘルがこの演目なの?? 相変わらずサービス精神たっぷりで、常に笑顔全開で、ピルエット・ア・ラ・スコンドで時々軸足でジャンプするという大技を見せてくれたり・・・ でも、もっと他の演目が見たかった
《「椿姫」第3幕(黒)のパ・ド・ドゥ》
<振付:ジョン・ノイマイヤー 音楽:F.ショパン>
ジュリー・ケント & マルセロ・ゴメス
これは素晴らしかった。2人のケミストリー。ゴメスのサポートが非常に滑らかだし、ソロの踊りもきっちり決まっていて。正直、アルマンのイメージではないけど、彼なりのアルマン。あ〜、椿姫全幕で見たい〜!
《Thirteen Diversions》
<振付:クリストファー・ウィールドン 音楽:ベンジャミン・ブリテン>
ジリアン・マーフィー 、デイヴィッド・ホールバーグ
ヒー・セオ、コリー・スターンズ
マリア・リチェット、ジャレット・マシューズ
シモーン・メスマー、アレクサンドル・ハムーディ
ウィールドンらしくおしゃれでスピーディで・・・zzz.. 最後にこれは止めてほしかったなぁ。