ABT スペシャル・ドン・キホーテ 2011年7月22日(金)

なかなかおもしろい企画だった!
でも、個人的には順番は逆が良かったな〜 キトリとバジルがどんどん若返っていくんだもん(笑)というか、すごいベテランの後超若手・・・というギャップが大きすぎて。

カレーニョは本当にエレガント。もうあの優雅に止まるピルエットが見られないかと思うと本当に残念。リフトはちょっと苦しそうだった。

コレーラが見せ場の少ない2幕っていう配役もどうかと思ったが、張り切って踊ってくれたし、最後の狂言自殺のところも茶目っ気たっぷりで最高!レイエスもとってもキュートなキトリ。森のシーンではヴェロニカ・パールトが大きすぎて、姫の影が薄くなってしまった感が否めなかったが・・・

加治屋さんとシムキンは・・・なんだかとっても踊りの性質?方向性?が違っていて、一番ケミストリーの合わないペアだった。個々は悪くはないのだけど。シムキン君は相変わらずだけど。なんだか私は盛り下がって終わってしまった。そんなへそ曲がりは私だけかしら。

全体的に、衣装が古臭い感じがした。特に闘牛士たち!かっこよく見えない!アレクサンドル・ハムーディ君もかっこ良く見えなかったよ・・・ それから、コリー・スターンズは非常〜にマイルドなエスパーダ。もっと俺様にならないと〜〜!!

本日一番つぼに入ったのはガマーシュ。めちゃめちゃ演技がおもしろかった。

コレーラはこの後体調を崩し、24日ドンキの全幕を降板。代わりがゴメス!・・・は観たかったな〜 コレーラは結局クロージング・ガラも降板。どうしたのでしょう。シリアスでないことを祈ります。

スペシャル・ドン・キホーテ
2011年7月22日(金)


原振付 : マリウス・プティパ、アレクサンドル・ゴールスキー
振付改訂 : ケヴィン・マッケンジー、スーザン・ジョーンズ
音楽 : ルードヴィヒ・ミンクス
編曲 : ジャック・エヴァリー
原作 : ミゲル・デ・セルバンテス
セット・衣裳 : サント・ロクァスト
照明 : ナターシャ・カッツ
指揮 : チャールズ・バーカー
管弦楽東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団


ドン・キホーテ : ヴィクター・バービー
サンチョ・パンサ〔ドン・キホーテの従者〕 : アロン・スコット
キトリ : パロマ・ヘレーラ (第1幕)
      シオマラ・レイエス(第2幕)
      加治屋 百合子  (第3幕)
バジル〔理髪師、キトリの恋人〕 : ホセ・マニュエル・カレーニョ(第1幕)
アンヘル・コレーラ(第2幕)
ダニール・シムキン(第3幕)
ガマーシュ〔裕福な貴族〕 : クレイグ・サルステイン
ロレンツォ〔キトリの父〕 : アイザック・スタッパス
メルセデス〔踊り子〕 : ヴェロニカ・パールト
エスパーダ〔闘牛士) : コリー・スターンズ
花売り娘 : マリア・リチェット、ミスティ・コープランド
ジプシーのカップル : シモーン・メスマー、ジョセフ・フィリップス
森の精の女王 : ヴェロニカ・パールト
キューピッド : サラ・レイン
闘牛士たち : グラント・デロング、ケネス・イースター、アレクサンドル・ハムーディ、ブレイン・ホーヴェン、ルイス・リバゴルダ、エリック・タム
闘牛士の女友達 : ユン・ヨン・アン、ニコラ・カリー、エリザベス・マーツ、ジェシカ・サーンド、メリー・ミルズ・トーマス、キャサリン・ウィリアムズ
スペインの踊り : ニコール・グラニュロ、ミーガン・ヒンキス、イサドラ・ロヨラ、ルシアーナ・パリス、クリスティーン・シェフチェンコ、サラ・スミス、フリオ・ブラガド=ヤング、トビン・イーソン、グレイ・デイヴィス、トーマス・フォースター、ショーン・ステュワート、ロマン・ズービン
ジプシーたち : トビン・イーソン、ジェフリー・ガラデイ、アレクサンドル・ハムーディ、ヴィターリー・クラウチェンカ、エリック・タム、ロマン・ズービン
老人 : トーマス・フォースター
森の精 : ジェマ・ボンド、イザベラ・ボイルストン、ツォンジン・ファン、メラニー・ハムリック、レナータ・パヴァム、リーアン・アンダーウッド、カレン・アップホフ、ユン・ヨン・アン、ニコラ・カリー、ブリタニー・デグロフト、カロリーヌ・デュプロー、エイプリル・ジャンジェルーソ、ニコール・グラニュロ、ミーガン・ヒンキス、ジェイミー・コピット、コートゥニー・ラヴィン、エリザベス・マーツ、エリーナ・ミエッティネン、ケリー・ポッター、ジェシカ・サーンド、クリスティーン・シェヴチェンコ、サラ・スミス、デヴォン・トイチャー、カッサンドラ・トレナリー、ジェニファー・ウェイレン、キャサリン・ウィリアムズ
ウェイター : ロマン・ズービン
結婚式の客人 : ジェマ・ボンド、メラニー・ハムリック、ルシアーナ・パリス、レナータ・パヴァム、デヴォン・トイチャー、カレン・アップホフ、ジェニファー・ウェイレン