ABT 「オールスター・ガラ」2005年7月21日
忙しい〜!感想が間に合わない。。! 出来るものから。。
ニーナは随分前にキャンセルになりましたが、イーサン・スティーフィルが怪我のため来日せず。。残念だけど、こればっかりはどうしようもないですね。 でも、私にとっては初ABT!感激でした! ガラ公演だけに皆さん力を入れて踊ってくれたと思います。充実な公演でした。
第一部
テーマとヴァリエーション <25分>
音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー <管弦楽組曲第3番op.55 第4楽章>
振付:ジョージ・バランシン/演出:カーク・ピーターソン
パロマ・ヘレーラ/マルセロ・ゴメス
ユリコ・カジヤ/シモーヌ・メスマー/マリア・リチェット/アドリエンネ・シュルト
カルロス・ロペス/ジャレード・マシューズ/ゲンナジー・サヴェリエフ/ダニー・ティドウェル
初めて観た演目ですが、とても気に入りました。 バランシンのスタイル−クラシック音楽に合わせて、ストーリーのないクラシック・スタイルの振付−はとても好きかもしれません。。チャイコフスキーの音楽が好きだから、さらに◎。 昨日エトワール・ガラで観た「ジュエルズ」、「チャイコフスキー・パ・ド・ドゥ」とともにバランシンが一躍お気に入りに参入です〜 ヘレーラとゴメスのペアはとても見た目の釣り合いが良いカップルだと思いました。ヘレーラさんは別の元気のある役を観てみたいです。
第二部
「ロミオとジュリエット」 より “第1幕のパ・ド・ドゥ” <10分>
音楽:セルゲイ・プロコフィエフ/振付:サー・ケネス・マクミラン/演出:ジュリー・リンカーン
ジュリー・ケント/アンヘル・コレーラ
ただでさえ好きなマクミラン。。。ジュリー・・ケントはジュリエットが似合いすぎます。。。! 美しい方だわ〜
「白鳥の湖」 より “黒鳥のパ・ド・ドゥ” <10分>
音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー/原振付:マリウス・プティパ,レフ・イワノフ
/演出:ケヴィン・マッケンジー
ジリアン・マーフィー/フリオ・ボッカ
もうすばらしかったですっ!ジリアン・マーフィーはかなり胸板の厚い(?)方なのね。。でも、動きはやわらかくてシャープ。 脚力もものすごい&テクニックがすごい! 男性がサポートしながらやるピルエット(正式名称? 女性をのウエストをくるくるこまみたいに回すやつ)もスピードがあるし、回転数が多くて、思わず会場からどよめきと拍手が。 圧巻は最後のグラン・フェッテ! トリプルを入れまくりでも、まったく軸がぶれない。。すごいもの観ちゃいました。ボッカさんもマネージュ?良く飛べてたし、高さもあるし。。これでほんとにバジル引退なの?ました。マーフィーさんはノリノリだったのか、カーテンコールにもフェッテで登場してくれました。
「海 賊」 より “第2幕のパ・ド・ドゥ” <10分>
音楽:アドルフ・アダン/編曲:リッカルド・ドリゴ/原振付:マリウス・プティパ
シオマラ・レイエス/ホセ・マヌエル・カレーニョ
ホセさんはアリが当たり役なのねーとしみじみ。 レイエスさんはマーフィーさんの次だったために、グラン・フェッテが地味でグラグラして見えてしまいました。
第三部
シンフォニエッタ <25分>
音楽:レオシュ・ヤナーチェク
振付:イリ・キリアン/リハーサル・演出:ロリスン・アンダーソン
【第1楽章】
ジーザス・パスター/エルマン・コルネホ/ゲンナジー・サヴェリエフ/サッシャ・ラデッキー
デイヴィッド・ホールバーグ/ダニー・ティドウェル/カルロス・ロペス
【第2楽章】
ミスティー・コープランド/ダニー・ティドウェル/エルマン・コルネホ/アン・ミレウスキ
ジーザス・パスター/ゲンナジー・サヴェリエフ
エリカ・コルネホ/デイヴィッド・ホールバーグ/マリアン・バトラー
カルロス・ロペス/サッシャ・ラデッキー
【第3楽章】
ジェニファー・アレキサンダー/サッシャ・ラデッキー/クリスティー・ブーン
ダニー・ティドウェル/ミシェル・ワイルズ/デイヴィッド・ホールバーグ
【第4楽章】
カルロス・ロペス/マリアン・バトラー/エルマン・コルネホ/エリカ・コルネホ
【第5楽章】
デイヴィッド・ホールバーグ/ダニー・ティドウェル/ミスティー・コープランド
ジーザス・パスター/ゲンナジー・サヴェリエフ
ジーザス・パスターがダンス・ノーブルに見えた??? えーっとなんていうか。。。一昨年東京でマシュー・ボーンのSWAN LAKEを踊った時より垢抜けたというか。。バレエ・ダンサーっぽいっていうか。。彼の変身ぶりにびっくり。 でも、ちょっとサポートは手荒な感じがしましたが(笑) 作品はキリアンにしては?大丈夫でした。