グルジア国立バレエ『ドン・キホーテ』カンデラキ&コレーラ 2007年7月28日マチネ

今日も盛り上がりました。カンデラキは今日の方がちょっと荒かった気もしますが、最後のフェッテは前回よりしっかり回りきってました。

コレーラは最初はちょっと抑えてましたが、途中からやっぱりパワー全開!片手リフトでは、2回目のホールドがかなり長かった!アンヘル君が舞台後方のコール・ドに目配せして、「OK?OK?がんばってるだろ??」と皆の納得を得てからカンデラキをリリースしてたのが笑えました。だけど、アンヘル君、本日はちょっとお疲れ?ピルエットの最後の方で軸がブレることも数回。私としては、あなたがたくさん回れるのは良くわかったので、そんなに回らなくて良いから、フィニッシュをきれいに決めて!と思うのですが・・・しかし、そこはアンヘル君。笑顔と気合でカバー!はぁっ!とフィニッシュする時には、会場からはなぜか笑いと大拍手が。

私の大好きなコール・ドの彼はコール・ドのまとめ役なのでしょうか。今日は指揮者に合図を出してるところを発見

3日間楽しかった〜!!と思ったら、カーテンコールで芸術監督ニーナがシンプルな黒のロングドレスで登場。お?マイクを持ってる?通訳がいないけど?と思ったら一言。「A little surprise for you!」 ステージが暗くなって音楽が始まる・・・ モダンの小作品が始まりました。千秋楽だとこんなこともあるのかしら。

層が薄いとあってか、かなり高度なテクニックを持った人もいるけど、そうでない人との差が激しい。でも、ニーナのこのバレエ団作りは間違いなく良い方向へ向かっているようだと感じられる舞台でした。今後が楽しみですね!

グルジア国立バレエ『ドン・キホーテ
2007年7月28日 14:30開演 東京文化会館
キトリ : ニーナ・アナニアシヴィリ
バジル (理髪師,キトリの恋人) : アンドレイ・ウヴァーロフ
ドン・キホーテ : ギオルギ・タカシヴィリ
サンチョ・パンサ (ドン・キホーテの従者) : ベサリオン・シャチリシヴィリ
ガマーシュ (裕福な貴族) : エフゲニー・ゲラシメンコ
ロレンゾ (キトリの父) : ユーリー・ソローキン
キトリの母 : テオーナ・チャルクヴィアーニ
キトリの友人 : ニーノ・マハシヴィリ,ラナ・ムゲブシヴィリ
ルチア (街の踊り子) : ニーノ・オチアウーリ
エスパーダ (闘牛士) : ワシル・アフメテリ
メルセデス (踊り子) : マイヤ・イリュリーゼ
ボレロ : ヴェーラ・キカビーゼ,ダヴィド・ホザシヴィリ
ジプシーの男爵 : アルチル・クヴィツィナーゼ
森の精の女王 : ショレナ・ハインドラーワ
3人の森の精 : アンナ・ムラデーリ,ニーノ・ゴグア,エカテリーナ・シャヴリアシヴィリ
4人の森の精 : テオーナ・アホバーゼ,ニーノ・マグラーゼ,ニーノ・サナーゼ,ツィシア・チョロカシヴィリ
キューピッド : マリアム・アレクシーゼ
酒場の主人 : アルチル・クヴィツィナーゼ
カルメンシータ : マイア・アルパイーゼ
第1ヴァリエーション : ショレナ・ハインドラーワ
第2ヴァリエーション : ニーノ・ゴグア
子供たち : 橘バレヱ学校 (指導:沢田加代子,高田麻名)