新国立劇場バレエ「白鳥の湖」さいとう&トレウバエフ 2010年1月23日

新国立劇場バレエ「白鳥の湖
2010年1月23日 新国立劇場 14:00-

オデット、オディール:さいとう美帆
ジークフリード王子 :マイレン・トレウバエフ
ロートバルト:貝川鐵夫
王妃    :坂西麻美
道化    :福田圭吾
家庭教師  :石井四郎
王子の友人(パ・ド・トロワ):本島美和、長田佳世、江本拓
小さい4羽の白鳥:遠藤睦子、西山裕子、寺島まゆみ、長田佳世
大きい4羽の白鳥:川村真樹、寺島ひろみ、本島美和、丸尾孝子
スペインの踊り :西川貴子、楠元郁子、江本拓、芳賀望
ナポリの踊り  :伊東真央、井倉真未、八幡顕光
ルースカヤ   :湯川麻美子
ハンガリーの踊り:長田佳世、古川和則
2羽の白鳥   :寺田亜沙子、堀口純


さいとうさんも役デビューだったのか。そうだと思って見ていなかったせいか?ハラハラするところはなく、しっかり落ち着いて丁寧にまとめた踊りだった。皆さん、オディールの方が踊りやすいのかな。キャラがはっきりしているから。逆に白鳥はいかに難しいかということなのだろう。彼女も小野さんと同じく、白鳥としての美しいラインの追求にはまだまだ余地があるので今後に期待。

マイレン様はサポートに徹していたのか?踊りは少し重めだったような。でも、演技や美しいライン、そして磐石なサポートはさすが。

本日も道化の福田さんはやはりとても良かった。テクニックだけじゃなくて、音楽性がすばらしい。

トロワは本日の方が格段に良かった。長田さんの動きの俊敏さ(?)に驚嘆。やはり前回の堀口さんはとても不安定だった。

コール・ドは本日も素晴らしく美しかった。大きい4羽の白鳥の川村さんと寺島さんが目を引いた。彼女たちがオリジナルでオディール/オデットにキャスティングされなかったのはとてももったいない!

第2幕のキャラクターでは、いつもあまり感激しないルースカヤに盛り上がった。踊り手によって随分印象が変わるものだ。