バーミンガム・ロイヤル・バレエ団「眠れる森の美女」2011年5月22日 ロホ&マッケイ
タマラ・ロホは予想外に初々しくかわいらしいオーロラ。目覚めのPDDやGPDDではイアン・マッケイ王子との間に愛が感じられて、これも含めて完璧な演技。もちろんテクニックは完璧。ローズ・アダージョは最後のバランスがどんどん長くなっていって・・・指揮者もしーっかり合わせていた。キューピーちゃんのような優しいお顔立ちのポール・マーフィさんはロイヤルの常任客演指揮者・・・ということで、オペラハウスでも来日公演でも何度もお見かけしている。今回はロホのためにいらしたのかしら。でも、さすがに息はぴったりだった。
それにしても、カラボスのマリオン・テイトが観れば観るほど素晴らしい。演技もそうだし、重量のあるロングドレスの裾をなびかせながらの美しい回転。音楽にもぴったり。さすが元プリマ。
本日の妖精さんたちはまずまずでした。安堵。今日もセリーヌ・ギッテンスがダントツに上手かった。
そう言えば、平田桃子さんがいない・・・と思ったら、プログラムの団員の中にも名前がない!調べてみたら、年初に退団してコレーラ・バレエに移籍された模様。今年の春のシンデレラはゲストとしての出演だったそう。確か昨年は主役への抜擢が増えていたのに、このタイミングで??と思わないでもないが・・・
英国バーミンガム・ロイヤル・バレエ団2011年日本公演
「眠れる森の美女」 プロローグ付き3幕
国王フロレスタン二十四世:ヴォルフガング・シュトルヴィッツァー
王妃:ヴィクトリア・マール
オーロラ姫:タマラ・ロホ
フロリムンド王子:イアン・マッケイ
カタラビュット(式典長):デヴィッド・モース
カラボス:マリオン・テイト
リラの精:アンドレア・トレディニック
プロローグ
美しさの精:ナターシャ・オートレッド
お付きの騎士:ジョセフ・ケイリー
誇らしさの精:アランチャ・バゼルガ
お付きの騎士:ファーガス・キャンベル
謙虚さの精:レティシア・ロ・サルド
お付きの騎士:ジョナサン・カグイオア
歌の精:ジャオ・レイ
お付きの騎士:クリストファー・ロジャース=ウィルソン
激しさの精:ダスティ・バットン
お付きの騎士:ヴァレンティン・オロヴィヤンニコフ
喜びの精:サマラ・ダウンズセリーヌ・ギッテンス
お付きの騎士:タイロン・シングルトン
カラボスのお付きの騎士:ジェームズ・バートン、益子 倭、ショーン・マクラフリン、ナサナエル・スケルトン、オリヴァー・ティル、ルイス・ターナー
リラの精のお付き:ジェンナ・キャロル、ローラ・ダベンポート、淵上礼奈、ジェード・ヒューゼン、アビゲイル・プルーダムズ、ローラ・パーキス
第1幕
4人の王子:ロバート・パーカー、ジェイミー・ボンド、ドミニク・アントヌッチ、タイロン・シングルトン
オーロラ姫の友人:ジェンナ・キャロル、ローラ・ダベンポート、淵上礼奈、ジェード・ヒューゼン、アビゲイル・プルーダムズ、ローラ・パーキス、ジェード・ヒューゼン、ニッキ・モファット、ローラ・パーキス
ガーランド:アランチャ・バゼルガ、サマラ・ダウンズ、セリーヌ・ギッテンス、イヴェット、ナイト、レティシア・ロ・サルド、ジェンナ・ロバーツ、ジョナサン・カグイオア、マティアス・ディングマン、ロバート・グラヴノー、ヴァレンティン・オロヴィヤンニコフ、クリストファー・ロジャース=ウィルソン、トム・ロジャース
第2幕
伯爵夫人: ジャン・イジン
王子の側近:ジョナサン・カグイオア
第3幕
パ・ド・カトル:アランチャ・バゼルガ、ローラ・パーキス、マティアス・ディングマン、オリヴァー・ティル
長靴をはいた猫と白い猫:ロバート・グラヴノー、カリー・ロバーツ
青い鳥とフロリナ王女:ジョセフ・ケイリー、ナターシャ・オートレッド
赤ずきんと狼:ジャオ・レイ、ヴァレンティン・オロヴィヤンニコフ
グラン・パ・ド・ドゥ:タマラ・ロホ、イアン・マッケイ
◆上演時間◆
プロローグ 13:30-14:10
【休憩】 15分
第1・2幕 14:25-15:30
【休憩】 15分
第3幕 15:45-16:25